家族を守る、安心・安全の家
家は家族の命を守るもの。安心・安全でなければいけません。
お客様と共に、お子様に自信を持って引き継ぐことができる家のお話です。
家は、安心・安全が大前提
日本は地震大国です。いつどこで大地震が起こるか分かりません。
東日本大震災以降、地震活動が活発化しているとも言われています。
阪神淡路大震災では、発生後15分以内に約6割の方が、命を落としています。
また、原因別で見ると自宅倒壊により約8割の方が命を落としました。
(1995年 旧厚生省大臣官房統計情報部・兵庫県監察医調べ)
大きな地震が起こるたびに、人の命を守る家が、人の命を奪っています。
地震から家族を守る絶対条件は、 何と言っても家そのものの安全性を確保することです。
私たちは、一本一本の柱・梁の強度確認を行うことで、 家族を守る安全の確認を行い、安心して暮らせる家をご提供いたします。
私たちの家づくり
木の特徴を活かした、
在来軸組工法
日本の伝統的な工法で、柱・梁など (骨組み)で建物を支える構造です。
木のねばり強さを活かし、垂直方向の力を柱が、水平方向の力を梁が抵抗する作りになっています。
骨組みを建ててから、壁を作っていくので、吹抜けや大きな窓を設けやすく、開放的な空間が作れます。地震などの力が、接合部に集中しやすく、ねじれやゆがみが起こる可能性があります。
シンプルで合理的な
壁工法
アメリカで開発された工法で、木材で作った枠に、強度の高い合板を打ち付けてパネル状にし、パネル(面)が壁として建物を支えます。
材料や施工手順が決まっているので品質が安定します。面で支えているため、地震などの力を集中させず、分散して受け止めることができます。
面で支えているため、大きな窓などが設けにくいことがあります。
それぞれの長所をあわせ持ち、短所を補い合う
ハイブリッド構造
木のねばり強さを活かした在来軸組 工法をベースに、地震や台風などの力を分散して受け止めることのできる壁工法の技術を取り入れた、ハイ ブリッド構造を採用しています。
ハイブリッド構造にしたことで、安定した品質と開放的な空間が可能になりました。
私たちが思うこと
家を建てる時、工事前に審査機関へ資料を提出し、違法がないか確認してもらいます。(確認申請)
おおよその木造2階建て以下の家(※)は、特例があり設計士が設計を行った場合、建物の強度を確認した資料(構造計算書)は提出しなくても建てることができます。
※木造住宅の場合、2階建て以下で1・2階の合計床面積が500m²以下、高さ13m以下、軒高9m以下の建物のことを四号建築物と言い、日本の木造2階建て以下の家は、ほとんどこれに当たります。
おおよその木造2階建て以下の家は、8割方は四号建築物用の確認方法(仕様規定)を使って確認をします。
2011年に一般社団法人木造住宅デザイン研究会が強度について調査を行ったところ、この仕様規定で建てられた家の、ほとんどが何かしらの安全性が不足していると分かりました。
その結果では、仕様規定すら守れていない家も存在していることがわかりました。
構造計算書の提出が免除されていることと、建物の強度を確認することを混同して解釈してしまい、建物の強度が確認されていない場合もあるようです。
「まほろばの家」は仕様規定に加え、柱・梁1本1本の強度確認を行います
家づくりは、人生の中で1回もしくは数回しかありません。
安心して暮らしていただく為に、柱・梁1本1本の強度確認を行い、安全を確認した家をお客様と共につくりたいと考えています。
許容応力度計算「+αの安心・安全」
柱・梁1本1本の強度は、許容応力度計算と言う構造計算を行うことで確認します。
許容応力度計算とは
- 建物自身の重さ・地震や台風などの外から掛かる力を想定します。
- 1本1本の部材にどれだけの力が掛かるか計算します。
- それぞれの部材がその重さや力に耐えることができるのかを確認します。
許容応力度計算「数値で見える化する」
私たちは、構造上重要となる柱と梁において、仕様規定に加え許容応力度計算を一棟一棟行い、 家にどんな力が加わり、どれくらいの衝撃まで耐えられるのかを数値で見える化します。
許容応力度計算「安心・安全を見える化する」
許容応力度計算を行うことで、仕様規定では確認できなかったことも確認できるようになります。
長く安心して住み続けることができる家づくりが実現できます。
許容応力度計算 | 仕様規定 | |
---|---|---|
重さについて | 自重・積雪荷重・積載荷重の合計を計算 | 屋根の重さを「軽いor重い」だけで計算します |
風に耐えられるか | 台風などの強い風の力を計算します | 風の力を仮定して計算します |
地震に耐えられるか | 地震の力を計算します | 地震の力を仮定して計算します |
建物が大きく変形しないか | 地震時に建物が傾く度合いを計算します | 検討されていません |
平面的にバランスがいいか | 地震時に建物のねじれを検証し、 重さと建物の硬さのバランスを計算します |
検討されていません |
上下階のバランスがいいかねじれに耐えられるか | 建物の各階の硬さ(強度)を計算します | 略式検討のみで計算されていません |
一棟ごとの計算を行います | 仮定の計算or検討されていません |